冒険者No.832  漁々の奇妙な冒険−第5部 後編−


漁夫之利の黒  漁夫之利の金魚  漁夫之利の世界  漁夫之利の風 



漁夫之利の母


所属国 : 中立
クラン : 未所属
種族 : 獣人族
性別 :
年齢 : 46 才
結婚 : 未婚
ロール : 得意
本名 : エメセリー・ブランドー
スタンド名 : 『漁夫之利の黒(スティーラーズ・ブラック)』
能力 : 気づかれずにアイテムを奪う=スリ
イメージカラー : 黒/緑
座右の銘 : 『よーく考えよう…、お金は大事だよ…。』

キャラクター概要 : ろくでなしでプータローの父の元に生まれ
幼いころから万引き、スリ、空き巣を父から強要される。
(母は物心つく前に蒸発。)

その父も幼少の頃に死亡(急性アルコール中毒)。
以後、他人を信用することなく孤高に生きる。

この厳しい戦乱の世、そんな彼女がたった一人で生き残れたのは何故か?
それは彼女の持つある「能力」による…。

彼女には、背後霊が見える、操れる。
その能力は、「気づかれずにアイテムを奪うこと」。
この能力を駆使して、労せずして、生きる糧をくすね続けてきたのである。

彼女はこの背後霊に名前をつけた。それが「漁夫之利の黒(スティーラーズ・ブラック)」…。


彼女はただ一人、漁夫之利の黒だけを信じて生きてきた…。

だが遠き草原の国でかつて体験した仲間との冒険…、そして
ただ一夜を過ごした伴侶との、見捨ててきたはずの娘との再会…。

黄金の風が、エメセリーの心を優しく吹く…。

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〜奇妙な冒険履歴〜

■徐々に奇妙な冒険・第1部−スティーラーズ・ブラッド−■
 主人公:エメセリー・ブランドー
 【スタンド能力:漁夫之利の黒『スティーラーズ・ブラック』】

■ジョージ君の奇妙な冒険・第2部−窃盗潮流−■
 主人公:ジョリーナ・ジョバーナ(汐華 初瑠菜)
 【スタンド能力:金魚『ゴールデン・フィッシュ』】

■デォデォの奇妙な冒険・第3部−スティーラーズ・クルセイダース−■
 主人公:ディオ・ドロンパ
 【スタンド能力:漁夫之利の世界『スティーラーズ・ワールド』】

■午後の奇妙な冒険・第4部−新緑の風−■
 主人公:ジョシュア・ジョバーナ
 【スタンド能力:漁夫之利の風『スティーラーズ・ブリーズ』】

■漁々の奇妙な冒険・第5部−漁夫の心は砕けない−■
 主人公:エメセリー・ブランドー
 【スタンド能力:漁夫之利の黒『スティーラーズ・ブラック』】


帰ってきた漁夫之利


所属国 : 中立
クラン : 未所属
種族 : 獣人族
性別 :
年齢 : 25 才
結婚 : 未婚
ロール : 得意
本名 : ジョリーナ・ジョバーナ(汐華 初瑠菜)
スタンド名 : 『漁夫之利の金魚(スティーラーズ・ゴールド)』
能力 : 金目の物を察知して盗み出す=スリ
イメージカラー : ピンク/金
好きな肉 : 魚肉

キャラクター概要 : 我々はこの少女を知っている…。
いや、このまなざしと、この風を知っている…。


母は草原の国で名を馳せた誇り高き盗賊だった…らしい。
ジョリーナが物心ついたとき、すでに母はそこにはいなかった。旅先で無念の死を遂げたか、あるいは今なお、さらなる高みを求めて旅の中か…。

だが、彼女が育ったそこは、(晩年?の)母の愛した仲間たちの集う、浮遊大陸の盗賊ギルド。
通常の家庭よりも多くの愛と刺激を受けたジョリーナはすくすくと、ずる賢く優しく育っていった。
特に母の戦友、ジョアンナとロアールの夫妻は我が子のように慕ってくれた。
ウザいもうろくジジイにもかわいがられた。


そんな彼女も、仲間たちと共にアルカディア大陸へ旅立った。
あるいはどこかで、まだ見ぬ母に会えるかも…。そんな淡い期待を抱きながら…。
もし会えたそのときは、親子ではなく、尊敬すべき人生の先輩として相まみえたい。そう決意した15の夏。

そして再会を果たした今、彼女の新たなる旅が始まるっ…!

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スタンド能力『漁夫之利の金魚(スティーラーズ・ゴールド)』は母と同じ、スリ能力。ただし、異なるのは盗み方。
ターゲットの周辺にあるものが生物化し、相手に気づかれないようにこっそり盗んでくれる。
地形に応じた生物になるので、汎用性は高い。
初めてスタンドが発現した時に変身したのがたまたま金魚だったのでそう命名したようだ。
今でも淡水でスタンドを出すときにはあえて金魚にしている。

…が、旅をする上で母と同じ能力では仕方がない。新たな能力を手にするため、目下修行中である。
(また、自分だけ名前に『スティーラーズ〜』が入っていないことを不満に思い、スタンド名を変更した。)


漁夫之利の父


所属国 : 中立
クラン : 未所属
種族 : フェゼル
性別 :
年齢 : 48 才
結婚 : 未婚
ロール : 得意
本名 : ディオ・ドロンパ
スタンド名 : 『漁夫之利の世界(スティーラーズ・ワールド)』
能力 : 時間を止めている間にアイテムを強奪する=強盗
イメージカラー : 赤/金
座右の銘 : 無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァ!!

キャラクター概要 : 吸血鬼ディオにとって「女」とは、スチュワーデスがファースト・クラスの客に提供するキャビアをような、ただの「食料」に過ぎなかった。少々嬲り、血を搾取する。それだけの存在…。
あなたが今まで食べたパンの枚数を覚えていないように、殺めた女は数知れない。

だがただ1人、その牙にかからなかった女性がいた。
蹂躙しようと思えば容易かった。だがそれには惜しいと感じた…。
彼女とはただ一夜を過ごし、少し血を吸い、それきり二度と会うことはなかった…。


自身の異変に気づいたのはその直後から。
銃弾を避けようとした瞬間…一瞬時が止まったように見えることに始まった。
最初は幻覚かと思った…。だがその静止している空間を、弾丸を回り込んで動くことができた。
そして弾丸をつまんだ…。幻覚ではなかったのだ…。

後にそれが、その女エメセリー・ブランドーの操る「漁夫之利の黒」と同質の”スタンド能力”であると理解した。

彼はこの能力を『漁夫之利の世界(スティーラーズ・ワールド)』と名付けた。


全ての生物をブッち切りで超越したディオは時と世界を支配できる…!
だがエメセリーとの出会い、空条Q太郎との冒険が彼の心にわずかな変化を生んだ…。


…まあ「家族」とやらとの冒険も悪くはない。戯れに少々、貴様等との冒険、つき合ってやろう!!

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エメセリー・Q太郎との出会いにより、暗黒面が少々ナリを潜めてしまったらしく、彼のスタンドは目下絶不調中。その能力を取り戻すべく、修行をやり直している。


漁夫之利タロウ


所属国 : 中立
クラン : 未所属
種族 : アクアラ
性別 :
年齢 : 18 才
結婚 : 未婚
ロール : 得意
本名 : ジョシュア・ジョバーナ
スタンド名 : 漁夫之利の風(スティーラーズ・ブリーズ)
能力 : 風となって近づきアイテムを奪い取る=スリ
イメージカラー :
好きな季節 :

キャラクター概要 : 憧れ…、だったのかもしれない。

5年前、母親を追って浮遊大陸のこの街を旅立った汐華 初瑠菜(漁夫之利の金魚)…。
追いかけるには、俺はまだ幼すぎた。

この街に残った俺は、彼女の幻を追い続けた。
今では盗賊ギルドの中でも一目置かれる存在となった。
彼女を真似て義賊団も結成した。

だが満たされない気持ちは今も残るっ…。


…そんなある日だった。空条Q太郎と名乗る男がこの街を訪れたのは…。

彼は俺に、伝えに来たのだ。

「汐華 初瑠菜は、母と再会を果たした…。」
父親とも、もうすぐ合流する。


想い出を求めて、彼は旅に出た。
そしてファミリーに受け入れられた彼は、最後の冒険を始める…っ!!
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…とは言ったものの、初瑠菜の父(ディオ)はかなりコワい。
「娘さんをください」といつ切り出そうか、かなり真剣に悩んでいる…。
やはり神父に追いつめられるのを待つべきか…??

to be continued...

更新日:2012/10/29