冒険者No.363  春鳥 〜 ハルバード 〜


リン=サーシャ=マイリー  エル  サーラ  ニナ 


NO IMAGE



所属国 : アーゼル
クラン : 緑風の騎兵隊
種族 : コロン
性別 :
年齢 : 27 才
結婚 : 未婚
ロール : 得意

キャラクター概要 : サイディアの南にある小さな町(集落)の出身
 ここでは、子供の時は親から付けられた幼名で呼ばれ
 16になると正式な名前を付けることを許される
 フルネームは、正式な名前の後に、幼名、家号と続く

 八百万の神を祀る神社の一人娘
幼名は【サーシャ】
 短命な血筋であり、その理由は
・特殊な能力の副作用
・神に愛され過ぎるから
・魔族に呪われている
などと諸説囁かれるが
彼女は真相を知っている

 真相は4年に一度ルーアの月
五日に渡って不眠不休で行われる神楽舞(ソードダンス)での
極度の疲労によるものであった

 神主であった彼女の父は彼女が11才の時に
その後を継いだ母はその4年後に亡くなってしまった為
正式な名前は自分で決める事となった


 彼女には、巫女・社主として生きる事よりも
興味を惹かれる事があった
 それは神事の際に行われる
魔族の遺品二つを組み合わせ
新しい物を創り出すという巫占術である

 それに似た技術が、いわゆる合羅流として存在し
冒険者の中にはその道の達人が居るのだと知った彼女は
社主修行の途中であるにも関わらず
住み込みで巫女見習をしていた従姉妹に全てを押し付け
求道の旅に出るのであった

『もう通信教育なんかじゃダメなんです!』


       彼女の旅には期限がある

     -従姉妹の我慢が切れるまで-

   彼女は必死で従姉妹のご機嫌を取り続ける

 数年後に控える神楽舞の事をひた隠しにしながら・・・



所属国 : アーゼル
クラン : 緑風の騎兵隊
種族 : レイファー
性別 :
年齢 : 28 才
結婚 : 未婚
ロール : 普通

キャラクター概要 : エル=コレット=ミストリード

 彼女の家は先祖代々
森の案内人、森の番人として暮らしてきた
幼名は【コレット】
 彼女の一族は16になると
正式な名前を得る為
単身深い森の奥に入って簡易住居を作り
10日ほど狩りや採集をして生き延びる
 決まりは、動植物を一日に一種類しか取ってはならない事
森から家に戻る際
最後の夜に食した物の名前を参考にするのだ

 彼女はそれを難無くこなし、最後の一日に
地元の住民から【エル' ケブレス】と呼ばれる
凶暴なアーゼル大トカゲを狩る事に成功し
その名前の一部、【エル】を貰うことにした

 彼女はこの名前を気に入っている
 それは彼女が森の命に生かされてきた証であるし
彼女の一族に時々出現する
変わった名前の者の事を知っているからだ

 彼らは主に
狩りの技能や運が無い為に、止むを得ず
名前の元として相応しくない物を食してしまう者である

 例えば、彼女の祖父の名は
【どんぐりパン】
彼は生き物を捕らえる事が出来ず
10日間の食事を、木の実を挽いて練り焼いた物で過ごした
 また、彼の曽祖父の名は
【ハエ】
狩りは上手かったのだが
最終日に虫が口の中に飛び込んできてしまった
運が悪かった



 名前とは大事なものである
彼女の双子の姉は名前にこだわる余り
一日の最後の晩餐を【モミジ】と【カエデ】の葉だけで過ごした
 彼女達の祖父、【どんぐりパン】は
己の名前を『痛恨の極みである』と表現し
狩りの上達に励み、森の神様とまで呼ばれるようになった
 その曽祖父、【ハエ】は
生涯、開運グッズの収集に努めたという


彼女は自分の力で手に入れた、
自分の名前を大変気に入っている



所属国 : アーゼル
クラン : 緑風の騎兵隊
種族 : 飛翼族
性別 :
年齢 : 28 才
結婚 : 未婚
ロール : 普通

キャラクター概要 : サーラ=アイシャ=プライエ

 女神と精霊を崇める僧侶
彼女の信仰は両親から受け継いだものである
幼名は【アイシャ】

 彼女には幼い頃より
精霊力の存在を視覚として感じる力があった
 それは竜術を行使する為には適した才能であり
大陸の竜術士にはありふれた能力であったが
限定された小さな環境の中に居た彼女にとって
彼女の周りにそういう者が居なければ
己を奇異な者としか見ることが出来ず
また、人にそう認識されるのを恐れ
誰にも打ち明けられないでいた

 ある日
彼女は怖る怖る両親に打ち明ける
 彼女の両親は特殊な能力こそ持ってはいなかったが
信仰の道に入り僧侶として暮らし
竜術についてのある程度の知識は得ていた
 しかし力を持たぬ者である両親は
彼女の不安を拭い去る良い方法を持たなかった

しかし娘の悩みは解消したい
思わず父は口走った

『な、なんだ。そんな事かぁ・・・。
 お父さんなんてなぁ・・・
 ち、小さなお侍さんが見えるんだぞぉ?』

 咄嗟の一言だったがサーラは感激した!
この力は異質な物ではなかったんだ!
そしてお父さんはやっぱり私よりスゴかった!

母は泣いた


 彼女の正式な名前、【サーラ】は
6の月、サーラから取ったものである
女神や竜と連なるその名前に
彼女は僧侶としての矜持を持ち
また、その名を汚さぬ清廉さを保つように
日々の中での戒めにもしている

彼女の目標は、父の様に力と心を磨き、いつの日か
小さなお侍さんを見ることである



所属国 : アーゼル
クラン : 緑風の騎兵隊
種族 : アクアラ
性別 :
年齢 : 29 才
結婚 : 未婚
ロール : 普通

キャラクター概要 : ニナ=ファー=グリムワーカー

 裕福な家庭に生まれ
厳しく育てられた
文武両道、面倒見もよく
パーティーの良いお姉さん役であり
その為、苦労人でもある
幼名は【ファー】

 彼女の父は作家である
彼は独自の価値観を持ち
また、極端にマイペースな性格であり
たびたび大勢の人を振り回す

 母との結婚の際には
ライスシャワーや花びらの代わりに
大量のテントウムシを降らせた
・・彼女の父は昆虫が大好きなのである

 また、女の父が執筆した作品の題名には例外なく
母や、子供達の名前が入っている
最も新しい彼の作品名は
『竹林殺人事件 消えたパンダとファーの謎』
もちろん【ファー】などという人物も地名も出てこない
・・・彼女の父は家族が大好きなのである

 そして、子供達の幼名は
彼が受けた第一印象に拠るものである
【ファー】は、触った時に肌が「ふわふわ」だったから
彼女の兄の名は【クライ】であり
妹の名は【サイレン】である
 しかし父が付けようとした名前は
兄は【すごい泣き声】
ニナは【やわらかい】
妹は【死んでるの?】であった
 母による懸命なフォローによって
どうにかまともな名前になったのだ
・・・彼女の父は第一印象をとても大事にするのである


 そんな父が家族に言った
『ねぇ、冒険者になろうと思うんだ
 そして世界を回って見聞を広めたい』

 家族は思った
『心配でならない!』

そんなわけで
家族で一番しっかり者のニナが
父の代わりに冒険者になったのだ

彼女は今日も
アイデアの発端となるような題材を父に送る為に
人間観察や自然の調査
魔族の生態分析に勤しんでいる

更新日:2007/11/21