冒険者No.825 出遅れた


ハーヴェイ=ロヴェル  Pixeleen  ミリファ  狂える白狼 


こんなんで二十分ぐらいかける俺カスいwwwww



所属国 : アーゼル
クラン : ダイナマイトホルモン
種族 : 獣人族
性別 :
年齢 : 27 才
結婚 : 未婚
ロール : 苦手
親友 : ルイス・ケイン
私立探偵は : だいたいトモダチー

キャラクター概要 : 「行っちまうんですかい」

あたしはそう言ってハーヴェイさんに話しかけました。
あたしは、ミリファ様の下僕のひとつの、骸骨でございます。

「孤児院を開くからね」
「はあ……孤児院を」

ハーヴェイさんは荷造りをしながら答えてくださりました。

「軍部のツテから仲良くなった、ある貴族に出資して貰えることになってね。
 それで戦争孤児たちを養って、教育をしてやるのさ。
 そのうち僕はノーベル平和賞を貰うよ」
「ノーベル…?なんですか、そりゃ」

あたしの疑念には答えず、ハーヴェイさんは黙々と荷造りを進めていらっしゃります。

「ハーヴェイさん」
「なんだ?」
「あっしが自由の身でしたら、やっぱり、ミリファ様よりあんたに着いて行きたいと思います」

一瞬ハーヴェイさんは思案した様子でしたが、こちらを振り向いてこうおっしゃりました。

「僕からそうミリファに頼もうか?僕が言えば、君を自由にするくらいはわけないだろう」
「いえ……たとい自由になっても、こんなホネだけの身じゃあ、すぐに聖印を結ばれて成仏しちまいますよ。
 言いたいことはそうじゃないんです、つまり、ハーヴェイさん、
 あなたに幸がありますように、ということなんです」

荷造りを終えたハーヴェイさんは、こちらを訝しげに見つめなさいまして、
そのあと、とても素敵な笑顔をお見せになりました。
そして、ありがとう、と言ってくださったのです。

「そろそろ行くよ、冒険者仲間にも挨拶して回らんといけないしね」
「お気をつけて」

ハーヴェイさんは後ろ手を軽く振ってくださりなさって、西の、アーゼル首都のほうへと、お向かいなさりました。



所属国 : アーゼル
クラン : ダイナマイトホルモン
種族 : フェゼル
性別 :
年齢 : 29 才
結婚 : 未婚
ロール : 普通

キャラクター概要 : わたしは伯爵家に帰ってきた。
あの時からわたしにも心境の変化はあり、結婚もいいな、なんて考えてしまってもいる。
政略結婚が嫌で家を飛び出したけれど、その間でも、けっきょく人並みに恋愛をする、なんて経験はできなかった。
そんな自分を残念に思う気持ちはなく、むしろわたしはそれを誇っている。
わたしは男に媚びない。
不安定な時も誰かにすがったりしないし、クレイジーになったりもしない。
女の醜さというものは、誰にでもあるものだけれど、わたしにだけはそんなものはなかった、はずだ。

「(ただ、母親になりたい)」

誰か賢い男性との間に子供を作って、わたしはその子を大切に育てよう。
しばらく前から、そんなことを思っていた。
子供を教育する、という意味では、この伯爵家はとても良い環境と言えた。
貴族として落ちぶれているとはいえ裕福には違いないのだから、育てるには不自由はすまい。

「(この子がいつか、わたしたちオズワルド家や、アーゼルや、この世界にとって、本当に大切な存在に育ってくれますように)」

最近は、そんなことばかりを考えている。



所属国 : アーゼル
クラン : ダイナマイトホルモン
種族 : 獣人族
性別 :
年齢 : 231 才
結婚 : 未婚
ロール : 普通

キャラクター概要 : 「誘わなくてよかったんですか?」

領事館の窓から、彼の遠ざかる後ろ姿を見送っているとき、金髪の男が後ろからそう語りかけてきた。

「誘ったって、こっちに来やしないわよ。彼はジョニーとは違うわ。
 根っこが秩序派の人間なのよ、彼は」

私は軽く振り向いて答え、彼の手からワイングラスを受け取った。

「ジョニーは最近、上手くやってるみたいですね」

男は酒を私のグラスに注ぎながらいう。

「まあ、それはともかく、彼は戦力になりますよ
 無理にでも誘うべきだと思いますが」
「私にも部下の好みがあるのよ、ハーヴェイはダメなの」
「はあ……そうですか」

釈然としない様子の彼に、半分だけ飲んだワイングラスを渡すと、彼は味わうこともせずに一気にそれを飲み干した。

「とりあえず、後の事は私にお任せ下さい」
「ええ、頼んだわ。でも、何だってサモンバックなんてされなきゃいけないのかしらね、また」
「さあ……なんでしょう、私には見当がつきません」

私に付かなければあなたにも付くわけないわよね、と言おうとしたが、やめた。

「明日発つわ」
「それが良いと思います」

私は再び窓を見たが、彼の姿はもう無かった。
草原に光る太陽は、とても眩しい物で、不死体の体にはややこたえるのだった。



所属国 : アーゼル
クラン : ダイナマイトホルモン
種族 : 獣人族
性別 :
年齢 : 29 才
結婚 : 未婚
ロール : 普通

キャラクター概要 : ジョウイに謀られて殺されました。

更新日:2008/08/08